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「コラテラル」(2004年)
「レベッカ」(1940年)
こちらはご存知アルフレッド・ヒッチコックの名作。高校か大学生の映画をよく観るようになった頃に親に是非観るよう強く薦められ、何度も「ぴあ」のリバイバル上映欄でチェックしたりレンタル店で借りたりしながら、何故か怖くて観られなかった作品。ヒッチコック映画はこの他にも「めまい」「鳥」「知りすぎた男」等を始めたくさん観ていてこれがとりたてて怖いというわけでもないのに、何故観られなかったのか、今となっては全然わからないのだが。とにかくいざ観たらヒッチコック映画として一番好きになった(今まで一番好きだったのは「めまい」)。
こちらもミステリーのお約束としてネタバレ厳禁ということで、設定についてだけ軽く書くと、先ほどの「薔薇の名前」と同様、記憶とか歴史といった人の心の過去の部分と心の闇の部分を扱っているところ、人がそれぞれに自分の心の闇を抱えながら誰か一人を悪人に仕立てているわけではないところが興味深く味わい深かった。ヒッチコック得意の照明を生かした微妙な心理描写も好き。
先日のヨーロッパコンプレックスの話の延長で言うと、ヒッチコックも知られているほとんどの名作をアメリカで映画を撮った監督だったが生まれとデビューはイギリス(ロンドン)だった。同じくロンドン生まれのチャップリンが渡米したのは1910年代で、1940年と言えば「独裁者」を製作した年だ。二人の間に交流があったのかはよく知らない。
近所のレンタル店でキャンペーン割引をしていたのでレンタル。
リアルタイムで上映していた当時に一度映画館で鑑賞し、90年代中頃にビデオレンタルで鑑賞し直したことがある作品。今回はあの当時には気づかなかった点見落としていた点がないか確認したかったのと、好きな映画なので自分の嗜好を確認したいと思って借りた。
ミステリーなのでネタバレ厳禁ということで内容には触れないでおくが、気づいていなかった(或いは忘れていた)のは監督がジャン=ジャック・アノーということと、異端審問官役が「アマデウス」でサリエリ役だったF・マレー・アブラハムということ位。80年代の私はズボラで読みも甘かったが、この頃から渡米中までの間に映画をたくさん鑑賞して観る目を養ったということだろうか。ジャン=ジャック・アノーの作品は他に「愛人〜ラマン」「セブンイヤーズ インチベット」を観たことがあって、彼の作品とちゃんと認識していたのが「ラマン」だけだったまま彼の異国趣味を批判していたのは申し訳なかった。
というわけで自分の備忘録として特に書き留めておきたい感想はないのだけれど、20年経った今も色褪せない名作だと思う。字幕は日本語だけでなく数カ国語入っている他、原作者のウンベルト・エーコへのインタビュー等も盛り込んだ数十分のメイキングビデオ付きでこちらも興味深かった。監督はこれをヨーロッパ向けの知的娯楽と意識して製作したと語っており、アメリカンテイストも感じられるものの、よく出来た映画だと思う。
結局私はこういう重厚長大な心理劇満載のミステリーが好きなのかもしれない。どうも最近の映画は軽薄に感じられてしまって積極的に観る気になれるものがなかなかなくて残念。人のこと偉そうに言えた身ではないのは重々承知だけど、やっぱり心にどしんと来て一度観たら一生忘れないような映画がいい。
「煮詰まる」の意味 世代で差
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=557453&media_id=2
国語世論調査:「檄」「さわり」…誤解こんなに 正答率、世代差も--文化庁
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080725ddm012040011000c.html
国語に関する世論調査(過去リスト)
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/yoronchousa/index.html
わざわざ日記に書くまでもないことかなと思いつつ、ちょうど言葉の正確な意味(をどうやって調べるか)をテーマに妙に盛り上がっていたところなのでメモ。毎日jpが質問項目と正解をかなり載せていたので興味ある方はどうぞ。過去の分については文化庁のサイトへ。
http://www.apple.com/jp/iphone/features/
「iPhone」日本上陸、ソフトバンク表参道に1,500人超える行列
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=544313&media_id=5
ニュースでは話題の「iPhone3G」、巷で狙っている人はどのくらい居るんだろう?ザウルス5が発売された時は飛びついた私も、iPodが携帯と合体しただけではSoftbankに乗り換えてまで買おうという気にはならない。たぶんおさいふケータイの機能をモバイルSuicaだけとは言え重宝しているのと、iPodメインの利用を考えていないからだろう。ザウルスのタッチパネルが使い辛かったというのも気がかりだし。
ところで一世を風靡したかと思ったMDを最近あまり見なくなった気がするのはやっぱりiPodが出たからなのかな。MDが出てMOやDATを見なくなったという方が正確な気もするけれど(CD-Rに代わる記憶媒体としてはまだ生き延びているのかもしれないという意味)。コンビニATM関係の仕事をしていた頃はMDで好きな音楽をダウンロードするというのがライフスタイルとして話題になっていた覚えがある。
例によってとりとめない日記になったけれど、iPhoneについてはこれを携帯の延長と考えるかiPodの延長と考えるかで見る目も違ってくるのではないかと感じる。
「昼下がりの自殺」人体の生理と時間のフシギな関係—米誌
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=544635&media_id=31
Newsweek: Seven Facts About Body Rhythm 〜The surprising ways our internal clock affects some of the most important aspects of our lives.
ニューズウィークと提携するのでもいいからこういう科学記事を毎週紹介してくれる総合週刊誌があれば買うのに。新聞社の科学面は多少マトモかもしれないけれど、雑誌は文系の牙城なんだなあと思う。まあ今はネットがあるからわざわざ雑誌を買う人も減ってきているかもしれないけれど。
ところでタイトルは何やら物騒ですが、内容は
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1)人間の体温は朝、目覚める前が最も低く、午後4〜5時が最も高い。従って、朝7時に検温して37.2度以上あれば、その日は発熱する可能性が高い。
2)明け方に心臓病を発症する確率は、その他の時間帯の2倍にも達する。
3)人間の出生時刻は昼下がりが多い。
4)同様に、自殺が発生する時刻は昼下がりに集中する。
5)医師が服薬時間を指定する時は、体内時計のリズムに基づいて考慮する。アスピリンやアレルギーに用いられる抗ヒスタミン剤は午前中に、抗がん剤は夜に投与というのが定説。
6)性生活に最も適した時間帯は、夜の睡眠前である。
7)真っ暗闇で生活すると、体内時計が体感する1日の長さはどんどん長くなる。これをリセットするには太陽光が必要である。体内時計は人間の体温やホルモン分泌、細胞活動などをコントロールする大切な指針である。
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1)や5)は常識的だし、2)3)4)6)はちゃんと根拠を示して欲しい(例えば出生率は何となく明け方が一番多そうな気がしていた)。というわけで個人的に興味深かたのは7)です。体内時計がちゃんと作動するのには日の光が必要だなんて、常識的なようで新しい発見。SF好きならLEDでコントロールできるんだろうかとか考えるのかな。
p.s.
原文によれば、3)4)は「午前中と午後の早い時刻」とあります。
ちなみに私のアニソンデビューは「みなしごハッチ」。シマコハナバチに育てられた蜜蜂のハッチが本当の母を探したずねる冒険物語で、家にレコードがあったので主題歌以外の歌も今でも覚えている(特にポルカの歌が好きだったんだけど、さすがにYoutubeでは見つからなかった。オープニング曲ですら、リメイク海外版ばっかりで「昭和の歌謡」どっぷりなオリジナルはレコードのみ。悲しい…)。
あとは「コンバトラーV」とか「サイボーグ009」が思い出深いかな。鑑賞回数で言えば「鉄腕アトム」がダントツ1位だと思うんだけど。それにしても昭和のアニソンはどうして短調曲が多いんでしょう。時代錯誤に受け取られる最大原因になるんじゃないかと思う。アトムの主題歌が今も健在なのも長調だからなんじゃないかしらん。
リンクを丁寧に辿っていたらアニメ映像を発見したので追加しときます。
「構造変化と日本経済」専門調査会による「平成版前川リポート」の報告がまとまったらしい:
世界の技術・人材・情報の拠点目指す=21世紀版前川リポート
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=535304&media_id=52
http://www.keizai-shimon.go.jp/special/economy/item1.pdf (報告書)
章構成としては1章がグローバル経済と日本の位置づけ、2章が今後日本がめざすべき目標。
グローバル経済が直面する課題としては
1.インフレと貧困、2.資金移動の大規模化、3.地球温暖化の進行、4.賃金格差の拡大
日本の課題として
1.存在感低下、2.競争力低下、3.非資源国としての脆弱性顕在化
まあ偉そうに言うようだけど、グローバル経済に関してはこの程度のことは10年以上前から指摘されてきたことだと思うし目新しい発見でも何でもない。おそらく20代前後の若手調査員の勉強成果のようなものではないか。一方日本の課題としては、巷では指摘されてきたこととはいえ、危機感が感じられるところには目新しさが感じられる。特に資源がないことが国の経済力として弱い、ということがこのように大きく取り上げられるようになったのは石油ショック以来かもしれない。私自身はないものにしがみつこうとするのは無駄だと割り切っていたけれど、最近の原油高から危機感が高まっているのだろうか。
というわけで読みどころは第2章特に後半部分の日本がめざすべき目標の方だろう。資源のない国などと指摘されていたことは後退し(というかほとんど関連づけられていない)、開放的プラットフォーム、人的/技術的/金融資産資本の活用、構造変換が謳われた上で、今後10年の目標として
1.人材育成、2.革新的企業、3.多様なライフスタイルを選択できる安心基盤の4.食産業の再構築も含めた地域社会の自立、5.世界的課題への貢献
がたてられている。
4.では道州制の実現も挙げられていて、個人的にはこちらが一番気になるところ。要するにますますアメリカ化しようということだと思うが、実際このような動きはどの程度具体化しているのだろう?2.の革新(ベンチャー)企業の助成も、最近の会社法改正などもこの点が意識されていると思うが、私自身は簡単に会社を設立できるようになりすぎているのではないかという不安も強い。新しい技術を製品化し流通に乗せる仕組みは従来は大企業内のプロジェクトとして整えられてきたし、品質や安全もその過程で保証されていたと思う。品質についてはISO9000などのような公的スタンダード(従来のJAS等もそうだが)が普及してある程度基盤は出来つつあると思うが、サービスに対する信頼のようなものは一朝一夕に出来上がるものでもない。人材派遣会社の盛衰がいい例だ。
そして何より気になるのが報告書を首相に手渡す映像がないらしいということ:
平成版前川リポートにやる気が無い福田首相
著者の財部氏は首相に「やる気がない」(レポートとしてはよく出来ているから強いリーダーが登場して実現を望むというニュアンス)としているけれど、要するに内閣内でも賛否両論(というか、表立って賛成しているのは太田弘子経済担当大臣だけ?)ということの現れなのかもしれない。